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私たちが毎日分別処理しているプラスチックごみ。その行方を考えたことはありますか?

日本のプラごみリサイクル率は84%と発表されています。世界的に見てもこの数字は並外れて高いです。84%もリサイクルできているのならば、日本からはさほどプラスチックごみが海に流れ出ていないのかも?!なんて思いたいけれど、実際そうではない。リサイクルの実態について調べてみました。

日本の政府及び企業は、リサイクルには、「マテリアルリサイクル」「ケミカルリサイクル」「サーマルリサイクル」の3つがあると定義しています。以下、それぞれ簡単な説明です。

マテリアルリサイクル
使い捨てられたペットボトルが再びペットボトルに生まれ変わる、モノからモノへと生まれ変わるシステム。
ケミカルリサイクル
廃プラを分子に分解してからプラスチック素材に変えて、何度も再利用できるようにするシステム。
サーマルリサイクル
ペットボトルなどのプラスチックをごみ焼却炉で燃やし、その熱をエネルギーとして回収するシステム。

では日本のリサイクル率84%の内訳がどうなっているかというと、
マテリアルリサイクル - 8% (国内)、15%(リサイクルされるという体で東南アジアに輸出されている。)
ケミカルリサイクル - 4%。
サーマルリサイクル - 56%
残りの17%は焼却および埋め立て地で処分されます。

参考: プラスチック循環利用協会

この数字から分かることは二つ。
一つは、純粋にリサイクル(モノからモノへ生まれ変わる)されているのは8%というということ。ほとんどの人が認識していないだろう。
そして、84%のうち60%が実は炉で燃やされているということ。毎日まじめに取り組んでいた分別処理は何のためだったの???しかも消却のために膨大な量のエネルギーが使われ、さらに温室効果ガスを大気中に排出される。何も良いことはない。
日本で処理しきれないプラスチックごみの行き先はというと東南アジア諸国です。日本は世界第3位の廃プラスチック輸出大国であり、2017年は143万トンの廃プラスチックを輸出しました。これらのほとんどはきっと埋立地や海に流れ出ているのだろうと思うと胸が痛む。

 

「プラスチック廃止」:世界同行に遅れを取る日本
日本はアメリカに次ぎプラスチック生産量が世界第2位。環境省は2030年までに使い捨てプラ排出量を25%削減すると数値目標を掲げているけれど、生産量が毎年急増しているという現実を考えるととんでもなく保守的な目標としか言いようがない。世界では使い捨てプラスチックを廃止する国が出現しています。日本も海外みたいにもう少し大胆に手を打てないのか。
日本が徹底すべきなのは、新たにつくらないこと。そして私たち一般の人ができることは使わないこと。これ以上地球がプラスチックに埋もれないためには、一人ひとりの気づき、思いやり、努力が必要です。今できることが、明日の変化につながる。

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